電動マイクロモビリティ向けワイヤレス充電 | 200–800 W

産業用 · 電動自転車・キックボード

電動マイクロモビリティ向けワイヤレス充電 | 200–800 W

電動自転車・キックボード向けワイヤレス充電モジュール。200 Wと800 Wの仕様、コイル間距離、バッテリー適合条件、OEM組み込みを比較。

電動自転車・電動キックボード向けワイヤレス充電

電動マイクロモビリティのワイヤレス充電は、ドックやパッド内の送電側から、電動自転車・電動キックボード・カーゴ車両の受電側へエネルギーを伝送します。誘導結合で電気接点を置き換え、受電回路からバッテリー充電回路へ制御された直流電力を供給します。各車両に対応する受電器とバッテリーインターフェースの組み込みが必要です。

ONEPOINTECHはOEM組み込み用に、組み合わせ調整済みの送受電基板とコイルを供給します。TE03は200 W、TF02は最大800 Wです。車両への固定、ドック、筐体、電源はお客様側で設計します。停車中の充電用であり、走行中の道路充電や未改造車両用の汎用パッドではありません。

充電の概念図

ドックからバッテリーまでの電力経路

充電ステーション電動自転車・キックボードDC電源外部電源送電器磁気結合受電器車両側基板+コイルバッテリー+BMS
磁気結合によりドックと車両の隙間を越えて電力を伝送します。電力と充電制御を電池およびBMSに適合させる必要があります。図はエネルギー経路のみを示します。

停めて充電する仕組み

  1. 01

    充電エリアに駐車

    ドックや車輪ガイドで受電側を送電側に合わせます。コイル間距離、横ずれ、車体の傾きを考慮して設計します。

  2. 02

    送受電リンクを確立

    対応する送受電器が非金属の隙間を介して電力を伝送します。起動、保護、バッテリーの充電可否を制御回路で連携させます。

  3. 03

    バッテリーの制限に合わせる

    電圧・電流・充電動作をバッテリーの化学系とBMSに合わせます。公称48 Vという表示だけでは互換性を判断できません。

  4. 04

    状態を監視して出発

    CAN / RS485はご要望に応じて対応します。車両識別、課金、遠隔接続には、お客様のステーション制御装置とソフトウェアが必要です。

ハードウェア・実際のモジュール写真

2つのプラットフォームと実装寸法

TE03 / 200 W

電動自転車やシェアキックボード向けの出発点。

TE03 / 200 W — ワイヤレス充電用基板・コイルセット
コイルユニット
120 × 120 × 5.5 mm
受電基板
90 × 90 × 18 mm

TF02 / 最大800 W

適合する電池と冷却で高い電力需要に対応。

TF02 / 最大800 W — ワイヤレス充電用基板・コイルセット
コイルユニット
140 × 135 × 6 mm
受電基板
130 × 130 × 23 mm

200 Wと800 Wのワイヤレス充電を選ぶ

完成した車両とドックで性能を検証してください。最大効率は、距離と位置ずれの全範囲で保証される値ではありません。

仕様TE03-200WTF02-800W
主な用途電動自転車、シェアキックボード、長めの駐車カーゴ自転車、配送用三輪車、高い電力需要
定格充電電力200 W最大800 W、500 W仕様も用意
標準DC出力54.2 V / 4 A、技術確認後に設定可能54.2 V / 15 A、技術確認後に設定可能
DC入力電源48 V / 6 A48 V / 20 A
コイル間距離15–35 mm25–35 mm
水平方向の位置ずれ許容値±15 mm±15 mm
最大DC-DC効率25 mmで91%30 mmで93%
待機電力≤0.5 W≤1 W
コイル寸法120 × 120 × 5.5 mm140 × 135 × 6 mm
受電基板寸法90 × 90 × 18 mm130 × 130 × 23 mm
通信CAN / RS485、要相談CAN / RS485、要相談
モジュール認証状況CE現時点でCE認証なし

フリートに必要な充電電力は?

必要な補充電力量から算出します。最低平均充電電力(W)=必要電力量(Wh)÷利用できる充電時間(時間)。500 Whのバッテリーを20%から80%にするには約300 Whが必要です。バッテリーに一定の200 Wを供給した場合、理想的な時間は1.5時間、800 Wなら22.5分です。これは設計用のエネルギー計算例であり、実測充電時間ではありません。

BMSの電流制限、満充電付近の電流低下、温度による出力低下、位置ずれで時間は延びます。200 Wで15分停車した場合、これらの影響を除く補充量の上限は50 Whです。高出力を選ぶには、バッテリーの許容電流と筐体の放熱能力を確認してください。入力電力量にはAC/DC電源と伝送の損失も含めます。

ワイヤレス充電・有線充電・バッテリー交換を比較

駐車の仕方、作業負担、車両稼働率に合わせて方式を選びます。

判断項目ワイヤレス充電ドックプラグ式充電 ↗バッテリー交換
適した運用決まった駐車場所と頻繁な補充電管理された車庫や個人利用停車時間が短い運行
車両側の要件受電器と対応バッテリー回路の組み込み対応する充電ポートと充電器取り外し可能な電池と安全な交換手順
日常作業正しく駐車すると自動で電力伝送車両ごとの接続・取り外し電池交換と充電済み在庫の管理
設備工事電源付きドック、ガイド、筐体、制御装置コンセント、配線、充電器保管場所予備電池、充電場所、物流
測定する主なコストドック設置費と充電成功件数接続作業時間とコネクター修理交換作業、輸送、予備電池在庫

充電の概念図

地上高ではなくコイル間隔を基準に設計

側面図・コイル間距離

車両筐体受電コイルドック筐体送電コイルコイル間隔 ≠ 最低地上高

TE03: 15–35 mm · TF02: 25–35 mm。合計距離には両側の筐体壁厚を含めます。

上面図・水平方向のずれ

送電側中心受電側中心±15 mm水平方向の許容値

ガイドで駐車位置と車体の傾きを制御します。距離、ずれ、負荷を組み合わせて性能を確認してください。

図は測定項目の違いを示します。許容値はすべての位置で最大出力や最大効率を保証するものではありません。

実証導入前に確認する設計条件

バッテリーとBMSの適合

化学系、直列セル数、最大充電電圧、許容電流をご提示ください。標準54.2 V出力はすべての48 Vクラス電池に適合するわけではありません。接続前に充電終了条件とBMS動作を確認します。

距離・傾き・駐車誤差

両筐体の壁厚を含めてコイル間距離を測ります。±15 mmの横ずれ許容値は最低地上高ではありません。かさ上げパッドやドックが必要な場合があります。積載、スタンドによる傾き、駐車のばらつきを併せて検証します。

屋外筐体と放熱

基板とコイル単体に、完成屋外製品としてのIP等級はありません。OEM側で防水防塵、排水、耐衝撃、ケーブル固定、放熱経路を設計します。

異物検出と保護

異物検出、過電流、過電圧、過熱保護を搭載しています。完成筐体と周辺金属、想定される異物を使って検出・停止動作を検証します。

完成品の適合性

モジュールの認証は車両や充電ステーション全体の認証ではありません。対象市場に応じて電気安全、EMC、電磁界曝露、バッテリーシステムを評価してください。

フリート制御と相互運用

CAN / RS485はローカル通信であり、クラウドサービスではありません。制御、識別、認証、データ収集を定義します。異なるブランドとの共用にはコイル、電子回路、制御、電池設定の適合が必要です。

フリートの採算に合うかを確認

小規模な実証で、現在の充電方式と3つの実務コストを比較します。

作業時間を減らす

プラグ接続、電池運搬、充電待ち管理にかかる時間を記録します。

稼働できる車両を増やす

充電成功率、停車1回当たりの補充量、利用できない時間を測ります。

コストを明確に比較

効果をドック設置費、受電器組み込み費、電気代、保守費と比較します。

評価セットからフリート展開まで

  1. 01

    設計条件を共有

    電池仕様、1日のWh需要、駐車時間、実装スペース、距離、ずれ、台数、設置環境をお知らせください。

  2. 02

    対応セットで評価

    1セットから評価できます。代表車両で充電動作、出力、効率の範囲、温度、保護停止を確認します。

  3. 03

    実際の駐車場所で実証

    充電開始の成功、駐車精度、補充量、利用者の行動、稼働率、保守時間を現在の方式と比較します。

  4. 04

    量産展開前に検証

    筐体、適合資料、制御、設置手順を確定します。構成、数量、納期、支援内容を展開前に合意します。

充電の概念図

充電ハードウェアの組み込み位置

バッテリー+BMS車両側受電器ドック側送電器

車両側

受電コイルと基板を保護された場所に実装し、出力を承認済みの充電インターフェースに接続します。

ステーション側

かさ上げパッドやガイド付きドックで指定コイル間距離を確保します。筐体、DC電源、制御装置をご用意ください。

一体で検証

実車で地上高、傾き、衝撃、周辺金属、冷却を確認します。

組み込みの概念図です。既存の導入事例や完成ステーションではありません。固定位置、筐体、コイル形状にはOEM設計が必要です。

FAQ

マイクロモビリティ用ワイヤレス充電のよくある質問

既存の電動自転車やキックボードで使えますか?

対応する受電器と充電回路を組み込んだ場合に限ります。未改造の車両はパッド上に停めるだけでは充電できません。後付けの可否は実装空間、電池へのアクセス、BMS、保証条件によって異なります。

キックボード用のスマートフォン充電器ですか?

いいえ。200 W・800 Wモジュールは対応する送受電器を介して駆動用バッテリーを充電します。Qiスマートフォン充電器やスマートフォンホルダーではありません。

ワイヤレス充電の効率は?

TE03はコイル間25 mmで最大91%、TF02は30 mmで最大93%のDC-DC効率です。外部AC/DC電源を含まないため、コンセントからバッテリーまでの効率ではありません。実装時の距離、ずれ、負荷、温度で測定してください。

36 V・48 V・52 Vのバッテリーを充電できますか?

必要充電電圧、化学系、電流制限、BMSを確認した上で検討します。設定はモジュールの検証済み範囲内に限ります。公称電圧だけで判断せず、正確な充電プロファイルをご確認ください。

雨天や金属越しでも動作しますか?

屋外利用には組み込み側が適切な筐体を設計する必要があります。コイル間に金属板を置くことはできません。完成状態で周辺金属、水、異物を検証してください。

1つのドックで複数ブランドの車両を充電できますか?

受電ハードウェア、制御、電池設定が対応している場合のみ可能です。ワイヤレス伝送だけで汎用的な互換性は成立しません。車両と受電器の組み合わせごとに検証してください。

走行中に充電できますか?

いいえ。TE03とTF02はパッドやドックでの停車充電用です。走行中の道路充電には別のインフラと設計が必要です。

見積もりには何を送ればよいですか?

車種、電池の化学系と充電制限、出力、充電時間、コイル間距離とずれ、寸法、通信、環境、数量をご提示ください。評価は1セットから可能です。筐体とステーション開発は別途範囲を定めます。

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